◯分科員(平木博美) おはようございます。岡島先生に続きまして質問させていただきたいと思います。
岡島先生からもいろいろご質問が出ておりましたが,G8環境大臣会合サミットが,ことしやはり神戸で開催されたということで,行政だけではなくて市民の方々にも環境という言葉であるとか,環境に対する意識だとかということが改めて認識された年ではなかったかなと思います。それでちょっと生活実感を含めまして,数点質問させていただきたいと思います。
まず,ごみの減量と資源化ということについてでございます。
1点目は,マンション,集合住宅における指定袋制度導入の徹底についてお伺いしたいと思います。
市民に新ルールを徹底していくというためには,ごみの取り残しも辞さないという市長のお考えが本会議でも示されました。大規模マンションなどの集合住宅では,ごみ置き場にコンテナが置かれていたり,新しいマンションでは24時間ごみを捨てることができるというごみドラムが設置されてるようなマンションも多くなってきてるんではないかと思います。コンテナ方式ですとかドラム方式ですとかは,コンテナの一番上に載っていて,収集時に見えるものをのけて取り残すというのは現実的にはなかなか難しいのではないかと思います。指定袋を使うルールを徹底をしていくということについては,コンテナ式とかドラム式についてはちょっと心配なのではないかなと思っています。
ある県営住宅では,これまで周辺住民によるルール無視の24時間ごみを廃棄されてしまうという問題を解決するために,このルール改正を機にコンテナ式から一般の収集体制に変更するということも伺いました。マンション,集合住宅への指定袋制度周知徹底をどのように図ろうとしていらっしゃるのか,現実的には取り残しをしてでも住民の意識づけをしていこうということが難しい収集箇所があるのではないかと思います。環境局としての方針をお伺いいたしたいと思います。
次に,資源回収についてお伺いいたします。
代表質問でも取り上げましたけれども,さらなるごみの減量・資源化には5種類の回収が重要であるということをご認識いただいてると思います。先日,福祉環境委員会で視察いたしました鎌倉市では,平成7年度に今後10年間でごみ焼却量を半分にしようという目標を立てられて,それでごみ半減計画ということで,平成9年から家庭系ごみの5分別から始めて,今,そのごみの焼却量がどんどん減りまして,資源化率においては人口50万人未満というサイズの市の中ではありますが,資源化率ナンバーワンということで,50%を超えるというふうに伺いました。現在では何と市民が20分別をして出して,処理場において31分別をしていると,すごいなと思いながら視察をさせていただきました。これはなかなか鎌倉市もいろんな面でご努力をされていたんだなというふうに拝見いたしましたのは,市は,毎年ごみ収集や処理に係る経費を,トン当たりの原価ですとか,1世帯当たりの原価ですとか,あるいは1人当たりの原価までも公表して,それを市民の啓発に使っていらっしゃいました。市民が出しやすい方法というのを工夫される中で,ルールブックなどもわかりやすくつくっていらっしゃるのが大変印象に残りました。
神戸市でも雑紙の収集なども力を入れていこうということで,今回,ワケトンブックなどにも説明があります。私は以前から雑紙というのは,大変先ほどの神戸市の本庁でも非常に紙ごみが多いというお話がありました。家庭でも大変紙ごみは多いです。ただ,この紙を雑紙という種に入るものを,ひもで縛って出すというのがサイズなどがまちまちで非常に出し方が難しいとか,面倒なもんですから,ついつい紙は燃えるごみに入れてしまっているという家庭が多いのではないかなというのが実感です。例えばトイレットペーパーのしんを,A4サイズのこの紙と一緒にひもで縛ってくださいと言われたら,集積場行くまでに私は落としてしまうなという感覚があります。そのひもで縛ってというところが,このワケトンブックにもきっちり書いてあるんですけれども,それにこだわられてしまうと,非常に収集がというか出す方が出しにくいという意識が私たちにはあります。たまたま鎌倉市などでは,雑紙は袋に入れてひもで縛っていない,ガムテープなどでとめてあるものを雑紙と市が認識して収集していきますというようなご説明でした。150万都市の川崎市などでは,紙袋に入れてもいい,包装紙で包んでもいい,ひもで縛って出してもいい,雑紙ということで出してもらえれば,こういう出し方をすれば雑紙という認識をしますよということを,いろいろな方法を提案をしているというふうに確認をさせていただきました。神戸市の収集方法も,市民がどうやったら出しやすいのか,出しやすい方法は何かということを工夫して提案をしないと,市民の生活で当たり前に分けて資源として出すんだという意識が定着しないのではないかと心配をしています。ほかの都市なども参考にして,出し方の提案の幅を広げていただければ,市民の意識ももっと高くできるのではないかなというふうに思いますがいかがでしょうか。
古紙収集についても同じです。現在,各地域の団体の活動として収集をしているということで,回収の回数については地域によってばらつきがあるというふうに伺っています。月1回の収集場所では,古新聞を家に置いていくのに困って,あるいはかさがありますので置いとくところに困る,あるいはそこの収集日まで1カ月ためてしまうと重くなるので,うちの近所のおばあちゃんなどは,わかってはいるけれども,持っていきやすい燃えるごみの場所にちょっとずつ出した方が軽いんだというふうにおっしゃっています。
以前,私は川崎市に住んでいたことがあるので,その例を出して大変恐縮ですが,川崎市やはり同じようなサイズの150万都市なので例に出させていただきますと,週に2回の古紙回収をしていました。1回は地元の公立の小学校,1回は地元の公立の中学校のPTAの回収でした。もちろんその保護者が協力するというのはあるんですけれども,それ以外に別に保護者に限らず,地域の住民の方は卒業者であろうと,高齢者であろうと,お子さんのいない家庭であろうとどなたでも出せるということで,週に2回収集をしていることで,古紙の値段が上がったり下がったり,助成金がもらえたりもらえなかったりで大変苦労もいたしましたけれども,週に2回収集があるから,そこに地域の方が出してくださるということですっかり定着をしました。燃えるごみは大変減って,PTAの方としては収入がふえたという,一石二鳥だったということを覚えています。やはり両方の地域の活動と,それからやっぱり古紙回収をしなきゃいけないという意識の高揚と,そういう両方の面がなければ定着していかないのではないかなと思います。
神戸市が新しいルールをせっかく今ここで徹底していこうと,それで資源は資源として,ごみを減らしていこうという方針を強く打ち出されていくわけですから,収集回数をふやすことは必要なことだと思います。地域活動資金として使える助成金をふやすというのは,予算上の問題があるのは重々承知をしておりますけれども,税金が地域に還元されていくということですから,地域の団体の方にもそういう意識を持っていただいて,それで収集回数をふやす。地域の,逆に言うと活動の負担も,見回りをしたりとかいうことの負担も出てきますが,だけど助成金は自分たちももらえるんだ,地域の活動に使えるんだということで,神戸市としてはそういう収集回数をふやすような呼びかけをさらに地域の方に強くしていただきたいなと思いますがいかがでしょうか。住民が出しやすいという方法を整備するために,収集回数をふやして資源化を促進していくということを進めていかなければいけないと思いますけれども,局長のお考えをお伺いしたいと思います。
3点目として,容器プラスチック回収についてお伺いいたします。
北区で先行実施ということですけれども,全市実施の際には,大変かさばる容器プラスチックですので,一時保管の場所についてどのように今計画をされているのか,まずお伺いしたいと思います。それに月に2回の収集予定ということですが,家庭で月2回の収集予定,収集のために洗って分別して保管をしていくということを考えますと,家庭の主婦としては,古新聞,容器プラスチック,どれもかさばるもの,家の中で置いておかなきゃいけないんだなと,資源化するという意識は持っていても,家の中をごみ置き場をつくらなきゃいけないのかなというのは頭の痛くなるところです。主婦の感覚からしても,分別効果から考えても,収集回数を容器プラスチックもふやしていっていただいた方がいいのではないかなと思いますが,お考えをお伺いしたいと思います。
ごみについては最後になりますが,クリーンステーションの新設,移設,廃止についてお伺いいたします。
クリーンステーションの設置については,地元自治会からの要望で行うことになっていて,移設や廃止についても同じです。ところが私の中央区の中心地の方では,自治会がない,あるいはあったんだけれども活動ができなくなってしまったという地域がたくさんあります。不法投棄やマナー違反などのトラブルがそういう地域で多くあり,住民からのごみステーションが汚い,何とかしてほしいという声が上がるのもそういう収集ステーションになっています。クリーンステーションの性格上,地元自治会との話し合いが重要だということは理解しておりますけれども,自治会がない地区で,環境局がこれからいろいろ移設など考えていただくときに柔軟な対応ができないものでしょうか。また,今現在もそういうところで収集のクリーンステーションのマナーが悪いということを考えますと,この新しいルールの徹底は,このような自治会のない地区ではどのようにやっていかれるおつもりなのか。やっぱり美しいまち神戸をつくっていただくという,中心になっていただく環境局のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
次に,自然エネルギーの普及促進についてお伺いいたします。
太陽光発電などの自然エネルギーの普及促進については,原油高騰,地球温暖化対策として,G8でも重要な議題の1つとして取り上げられました。まず,自然エネルギー導入に関連した神戸市の環全──あっ,ごめんなさい,環境保全資金等融資制度についてお伺いしたいと思います。
この環境保全資金等融資制度というのはこのようなパンフレットが用意をされているということを今回知りました。実はこの制度案内のパンフレットですが,これは個人向けと事業者向けに用意をされているものですが,ぱっと見たときにどちらがどちらになっているのかわかりません。実は私はこのパンフレットがどこに置いてあるのかも,どういうふうに説明されているのかも,今回,資料を請求するまで知らなかったのが事実です。市民のこれはいろいろ太陽光ですか,自然エネルギーなどを導入するときに融資制度がありますよということを案内しているものなんですけれども,なかなかこれが皆さんに知られていないということでは,普及促進のチャンスを逃しているのではないかなと思います。
市民向けの──こちらのピンクの方が市民向けなんですが,この新エネ・省エネ機器導入資金融資事業については,過去5年の融資実績を見ても全く伸びが見られないで,伺いましたところ,平成19年度融資件数わずか5件1,028万円という実績にとどまっています。事業者向けの低公害車の購入資金というのを融資できるんですけれども,これは平成15年には15件・22台──まだあったんですが,19年には4台・4件の実績です。保全設備に対する融資に至っては,16年,18年,19年に各1件ずつあっただけという実績を聞いて残念な思いがいたしました。本事業の目的としていた効果が出ているのかどうか,大変疑問を感じるところです。市民・事業者に向けての広報をどのようにされているのか。広報だけの問題ではないかもしれませんけれども,環境局としてこの事業の現状をどのように分析され,今後の展開についてどのようにお考えなのかお伺いいたします。
また,先日の新聞報道でもされましたけれども,住宅用の太陽光発電システムや家庭用燃料電池の導入に対しては,国においても今年度の補正予算に新規購入助成制度を設けるということがありました。G8環境大臣会合を開催した神戸ということで,自然エネルギー機器購入助成制度についても検討すべきであると思いますが,この点についてのご見解をお伺いいたします。
また,神戸市の公的施設への自然エネルギーの導入については,本会議の代表質問でも取り上げられておりましたし,市長答弁の中で,必要電力の約3分の1は太陽光発電やクリーンセンター発電などで賄っている現状のご説明がありました。自然エネルギーを普及促進していくためには,例えば市の施設で使う電力を100%自然エネルギーで賄おうなどという目標を掲げて,もっと積極的に取り組んでいってはどうでしょうか。自然エネルギーというのは災害時の非常電源としても活用できるものであるのは皆様もご認識があるところだと思います。神戸市で現在進めている学校園の耐震化工事などの大規模改修などに合わせて,太陽光発電の導入や雨水利用設備の設置など,積極的な施策展開が考えられないものでしょうか。神戸のオリジナリティーと災害対策が同時にできるような,そんな施策を打ち出していくのは大切なことだと考えます。環境局だけの問題ではないと思いますが,ご見解をお伺いいたします。
自然エネルギーの最後になりますが,環境先進都市ということ,神戸を打ち出すということであれば,ポートアイランドに例えば吹く風を利用して風力発電を積極的に導入するというのはいかがでしょうか。今,既に神戸学院大学のキャンパスに2台の風力発電機が設置されておりまして,それを大学の構内の電力に使ってるのかと思いましたら違って,しおさい公園の照明などに使っているというご説明をちょうだいしました。大胆な発想かもしれませんけれども,例えばポートアイランドでいきますと,先端医療センターにたくさん企業が進出していますし,新中央市民病院でも自然エネルギーの導入は中期計画の中でも打ち出されています。それにこれから出てまいります次世代スーパーコンピューターでも大量の電力と水力が──ごめんなさい,水が必要だというふうに説明を受けておりますので,例えばこのようなポートアイランドだけでも,電力や水,たくさんに必要なものに対しては,膨大な電力などを風力発電,太陽光発電,水は例えば雨水利用などで賄うなどという神戸のシンボル的な存在として打ち出していくような施策をできないものでしょうか。
太陽光発電などもいいのですが,風力発電,今ここであえて申し上げましたのは,風力発電は見た目にわかりやすいシンボルとして使いやすいのではないかというご提案をさせていただきたいなと思ったからです。横浜などでは,地域の人たちへの地域への環境学習,環境教育ということを含めてシンボル的な風力発電を設置したというふうに聞いています。すべてを賄うということが難しくても,神戸の1つのシンボルとして先端のこういう企業が使っているんだと,神戸は自然に配慮をした環境都市なんだということが打ち出されないかということを考えます。国内外では市民ファンド──お金が要ることですのでファンドのことを申し上げますと,国内外でも市民ファンドを利用したとかいうことで成功してる例もあります,うまくいっていない例もあります。いろいろ検討していただいた上で,神戸市としてはどのような活動が考えられるのか,ちょっと柔軟な発想のお考えをお聞かせいただければと思います。
長くなりました,最後になりますが,歩きたばこポイ捨て禁止条例について一言申し上げます。
この歩きたばこ禁止条例の施行以来,その地区では歩きたばこ確かに減って,マナーがよくなったんではないかなということが市民の方たちからも言われますが,一歩ずれると,まだもうもうとしているということがあり,特に駅周辺では,そこは地区に入っていないということがありますけれども,もうすごく駅周辺では多いですねということが市民の声からもありました。JR三宮構内はもちろん事業者のJRさんの禁煙区域で,私たちの市の方で設定しているこの区域,間のところがもうもうとしているというような話なんですが。この条例はその禁止地区のものだけではなくて,全市がこれは歩きたばこ,路上喫煙,そしてポイ捨てについては,努力義務とはいえ,全市に対して禁止を努力してくださいというような地区であるということは,市民の認識が非常に少なく,それは努力義務ですけれども,全体で路上喫煙という,歩きたばこなどをやめていきましょうというようなことの認識はされていないように思います。その何ていうんですか,広げていって過料を取る地域をふやしましょうと,そういうことではなくて,市民の啓発という意味で,歩きたばこなどは努力義務とはいえ,市内で全域で禁止しているんですよというようなことを,受動喫煙防止という意味でも,市民の意識啓発という意味でも,そして観光都市神戸ということを打ち出すという意味でも,推進していくというか,啓発をもっと鼓舞していくべきではないかなと思いますがお考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。